1 活動スローガン「福井市みなで結束するPTA ~リストラクチャリング~ 」
2 活動方針
- 現状と課題
福井市PTA連合会(以下、市P)は、各校PTAとの深い連携の中で寄せられる様々な課題や要望を集約し、行政や関係機関に伝え、速やかに実行してもらうよう働きかけることが重要です。PTAは保護者と教職員で構成され、社会的にも大きな意義を持つ組織ですが、役員任期が短く、活動時間も多くはありません。各校PTAから、より確かな意見を集約するためにも、限られた時間の中で、より一層の交流と強い結束力を元にした体制を構築する必要があると考えています。
現在、部活動地域移行に関する情報不足や、大雪時の通学路確保・通学バス料金の補助、学校施設の環境改善、不登校のサポートルームの設置校拡大、教育的貧困、ヤングケアラーなど、家庭や子どもたちから発信される課題は数多く山積しています。
子どもたちが、何不自由なく安心して学校生活を送ることが、至極当然であるべきですが、私たち「親」の立場から見て、「子どもたちが心から安心して活動できる場」としては、まだまだ課題が多く、中には喫緊の課題もあります。
各校PTAから寄せられる課題は、他校PTAにも共通する課題であることが多く、特に同規模学校、同規模地域にて類似課題を抱えています。そういった課題を、市P研究大会(7月実施予定)や地域ごとで行うブロック会議にて共有し、市Pで取りまとめ、行政や関係機関に働きかけていくことが重要であると考えています。
現在、市Pから、部活動地域移行に関する会議や青少年育成福井市民会議をはじめ、数多くの会議、委員会に出席しております。ここでの私たち市Pの意見は、福井市内の各校PTAからの意見を元に行っております。
そういった意味でも、各校PTAの皆様、役員だけでなく全ての福井市のPTA会員の皆様のご意見を頂き、より確かな意見や要望を行政や関係機関に伝えられるように、市Pの体制づくりを進めていきます。
また「PTA」という組織について、急速な人口減少に伴い、全国的に組織自体の見直し、事業規模の見直しが進んでおり、福井市の各校PTAも例外ではありません。実際にここ数年間だけを見ても、組織改革を行ったPTAが増えました。そして、市Pもまた、この時代の流れに応じて、柔軟に構造改革をしていく時期にきていると考えております。「皆で協力して、どのような有意義な活動ができるか」を最重要視した上で、現在の人口減少を鑑みた市P構造改革を進めていきます。
より現状に即し、より充実した市P・各校PTAを考えるにあたり、今年度は隣県の石川県にて、日本PTA全国研究大会と東海北陸ブロック研究大会(8月)が開催されます。全国規模の研究大会に、可能な限り多くの各校PTA会員の皆様と共に参加し交流を深めることで、学校の垣根を越え、福井市全体でPTAのさらなる発展に寄与したいと考えています。
PTAとして、また「親」として、みなで結束して、未来を支える子どもたちが健やかに育つ環境を整えることが重要です。市Pは「子どもたちが心から安心して活動できる場」を作り、各校PTAの皆様の活動を支えるために尽力させて頂きますので、何卒ご協力のほどよろしくお願い致します。
(2)活動方針
①各校PTA(以下、単位PTA)の活動支援と情報提供、共有を行う。
②子どもたちの健全な成長を支援する環境整備を行う。
③PTA会員の学びと交流の場を提供する。
④学校、地域、そして自治体など関係団体との連携を図る。
(3)活動計画
1.研究・研修活動
①会員の学びや意見交換の場として福井市PTA研究大会を開催する。【総務】
②各ブロックの自主運営のもとに、研修事業や情報交換等を行う。【ブロック】
③地域の課題やPTA活動について検討する場を提供する。【ブロック】
④単位PTAの抱える問題解決への協力と、必要有益な情報の提供を行う。【広報・全体】
2.特別委員会活動
①各校の実情を鑑みて、次年度以降のブロック事業の活動方法を幅広く協議する。【特別】
②昨年に引き続き、福井市PTA連合会の組織体制の見直しを検討する。【特別】
③主に不登校児やその保護者を対象として、柔軟な学習環境の選択が可能となるような支援事業創設のための準備を行う。【特別】
④部活動地域移行、学校規模適正化についても、昨年に引き続き情報共有を行う。【特別】
3.広報委員会活動
①福井市PTA連合会ホームページの内容充実を図るとともに、SNSを活用し、タイムリーに有益な情報発信をする。【広報】
②広報紙「ひろがり」を編集・発行する。【広報】
③会員や単位PTAにとって有益な情報の収集と選択、発信方法を検討する。【広報】
4.奨励・表彰・支援金事業
①いきいき事業奨励金の制度運用・選定を行う。【総務】
②特別支援学級やへき地複式学級等を、会員全員で支援する。【総務】
③福井市PTA連合会の振興、発展に貢献された個人の表彰を行う。【総務】
④関係団体の表彰にあたって、会員の推薦を行う。【総務】
5.対外要請協力活動・要望・協議など
①「市長・教育長と語る会」を実施し、家庭、学校の現場の声を届け、各問題の改善を目指す。【総務】
②常任理事会やブロック会議等で集約された意見について、積極的に、市・市教委へ要望などを行う。【総務・ブロック】
③日本PTA全国協議会、東海北陸ブロック研究大会、福井県PTA連合会の各種事業に参
加協力する。特に8月に第73回日本PTA全国研究大会並びに第81回日本PTA東海
北陸ブロック研究大会が石川県で開催されるため、これに単位PTA会員と共に参加し、
学校の垣根を越え、福井市全体でPTAのさらなる発展に寄与したいという考えから、で
きるだけ多くの参加者を募る。【総務】
6.安全・保護活動
①「福井県PTA連合会安全会」の周知広報に努める。【総務】
②県P連と連携して「小中学生総合保障制度」の推進を行う。【総務】
7.福井市補助事業
①「地域教育力活性化事業」を推進する。【ブロック】
8.事務局機能等の適正な運用
①事業及び会議の資料の作成・整理・保管を行う。【事務局・総務】
②予算・決算を作成し、会計を適正に管理する。【事務局・総務】
③単位PTA活動・ブロック活動の問合せ窓口機能を果たす。【事務局・総務】
④総会・オリエンテーション・諸会議の準備・運営を行う。【事務局・総務】
⑤法令や規約・規定等の問題について検討する。【総務】
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