令和7年度 福井市PTA連合会 会長です。

令和7年度、福井市PTA連合会の会長を務めます山川敏之(光陽中学校PTA)と申します。 今年度の福井市PTA連合会の活動スローガンを「福井市みなで結束するPTA ~リストラクチャリング~ 」とさせて頂きました。
福井市PTA連合会(以下、市P)は、各校PTAとの深い連携の中で寄せられる様々な課題や要望を集約し、行政や関係機関に伝え、速やかに実行してもらうよう働きかけることが重要です。PTAは保護者と教職員で構成され、社会的にも大きな意義を持つ組織ですが、役員任期が短く、活動時間も多くはありません。各校PTAから、より確かな意見を集約するためにも、限られた時間の中で、より一層の交流と強い結束力を元にした体制を構築する必要があると考えています。

現在、部活動地域移行に関する情報不足や、大雪時の通学路確保・通学バス料金の補助、学校施設の環境改善、不登校のサポートルームの設置校拡大、教育的貧困、ヤングケアラーなど、家庭や子どもたちから発信される課題は数多く山積しています。
子どもたちが、何不自由なく安心して学校生活を送ることが、至極当然であるべきですが、私たち「親」の立場から見て、「子どもたちが心から安心して活動できる場」としては、まだまだ課題が多く、中には喫緊の課題もあります。

各校PTAから寄せられる課題は、他校PTAにも共通する課題であることが多く、特に同規模学校、同規模地域にて類似課題を抱えています。そういった課題を、市P研究大会(7月実施予定)や地域ごとで行うブロック会議にて共有し、市Pで取りまとめ、行政や関係機関に働きかけていくことが重要であると考えています。

現在、市Pから、部活動地域移行に関する会議や青少年育成福井市民会議をはじめ、数多くの会議、委員会に出席しております。ここでの私たち市Pの意見は、福井市内の各校PTAからの意見を元に行っております。
そういった意味でも、各校PTAの皆様、役員だけでなく全ての福井市のPTA会員の皆様のご意見を頂き、より確かな意見や要望を行政や関係機関に伝えられるように、市Pの体制づくりを進めていきます。
また「PTA」という組織について、急速な人口減少に伴い、全国的に組織自体の見直し、事業規模の見直しが進んでおり、福井市の各校PTAも例外ではありません。実際にここ数年間だけを見ても、組織改革を行ったPTAが増えました。そして、市Pもまた、この時代の流れに応じて、柔軟に構造改革をしていく時期にきていると考えております。「皆で協力して、どのような有意義な活動ができるか」を最重要視した上で、現在の人口減少を鑑みた市P構造改革を進めていきます。

より現状に即し、より充実した市P・各校PTAを考えるにあたり、今年度は隣県の石川県にて、日本PTA全国研究大会と東海北陸ブロック研究大会(8月)が開催されます。全国規模の研究大会に、可能な限り多くの各校PTA会員の皆様と共に参加し交流を深めることで、学校の垣根を越え、福井市全体でPTAのさらなる発展に寄与したいと考えています。
PTAとして、また「親」として、みなで結束して、未来を支える子どもたちが健やかに育つ環境を整えることが重要です。市Pは「子どもたちが心から安心して活動できる場」を作り、各校PTAの皆様の活動を支えるために尽力させて頂きますので、何卒ご協力のほどよろしくお願い致します。