今月に入り、全国的に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性者数が顕著に増加しています。
福井においても、高校内で、複数の感染者・有症状者が確認されました。
福井の高校内での感染例は、校内での大規模な感染拡大にはつながらなかったものと思われますが、一方、校内活動で感染したと推量される事例ですので、注意を要するところと考えています。
どういった原因が校内感染につながり、どういった原因が感染拡大を抑えたのか。私たちは、この点に着目し、適切な対処をしていく必要があります。
しっかりと感染予防を行うことを大前提にしながら、子ども達の授業・活動・行事に対して過度な規制や自粛を行うことなく、1日1日しっかり学び、輝き、伸びていって欲しい。
そのため、日常生活や学校生活・行事などでの感染予防に関し、どのような行動に注意が必要なのかという点について、県内・福井市内全ての保護者・教職員などの皆様と適切な情報・知識・考え方・取り組み方を共有したい。
これが、福井県PTA連合会および当連合会の切なる思いです。
そこで、福井県PTA連合会では、11月3日、COVID-19対策では県内第一人者である岩﨑博道教授(福井大学医学部附属病院・医療環境制御センター感染制御部)を講師にお招きし、講演会・パネルトークを開催しました。
岩﨑教授には、県内の各学校・PTAから特に多く寄せられた疑問にもお答えいただいています。
福井県PTA連合会ホームページには、この「おしえて岩﨑先生!」の特集ページを掲載しておりますので、皆さま是非ご覧ください。
http://fukui-pta.jp/?page_id=1454
常日頃から各自が感染予防対策を着実に実践することがまず何よりも重要ですが、さらに、その点に加えて、特に学校生活や団体活動などではどのような点に注意が必要なのかを理解し、実践して(させて)いくことは、私たちPTA会員全員の責任です。
なお、福井市PTA連合会では、すでに7月に全ての会員・児童生徒の皆さまを対象に、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のインスト―ル・作動をお願いしておりますが、残念ながら、まだまだ普及が進んでいないようです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html
福井に本格的な第3波が及んだときではもう遅い、との意識をもって、手洗い・手指消毒、マスク着用、3密の回避、会食時などでの注意、COCOAインストールなど、「感染予防のためにできること、やるべきこと」を着実に行ってまいりましょう。
会長 後藤正邦